米寿を迎えて。

1910年生まれ。(明治)

 

祖父が平成9年3月に発刊した書籍。

 

自分史。

 

原爆投下・終戦の月

毎年8月になると本棚から取り出して一読している。

好むと好まざるとに関わらず、1年に一度、目を通すと同じ文章が

違う感情で自分に取り込まれるのに気づく。

 

この本にはしっかりと明記されてないないのだが、きっと祖父は政治家に

なりたかったんだろうと思う。

 

農林省に勤務していた経歴もある。

その後、名古屋市に戻り、豆腐会社を経営し引退してる。

 

祖父はよく、東京で挑戦しないかん。

アメリカはその眼で見ておかないといかん。

と言っていた。

 

ポツダム宣言からの戦争継続日が僕の誕生日7月28日

広島原爆投下8月6日

長崎原爆投下9日

玉音放送15日

 

暑い夏の日だったんだろう。

先祖から学ぶことは多い。

 

夢破れて、妻の死を受け入れ闘病生活になっていく過程の中で、

やはり第二次世界大戦時の様子が記載されている。

 

終戦になり、復興が日本で始まる。

しかし祖父の友達の大半は戦死してしまっている。

 

その話を思い出すたび、まだまだ僕なんで頑張れる。

 

来年も元気にこの本を読んでいたい。

f:id:hiro-tokyo:20200803020647j:plain

米寿を迎えて。